釈迦文院 (和歌山県高野町高野山) 高野山子院 祈親上人

釈迦文院は1005年祈親上人(定誉)によって開創されたと伝えられている。
祈親上人は、亡くなった両親の菩提を弔うために長谷寺を訪れ、観音菩薩
からの霊告を受け高野山に登っている。
当時の高野山は落雷などの火災で荒廃しており、釈迦文院を開創し定住して
高野山の復興に努めている。
奥の院燈籠堂に<消えずの火>が二つあるが、その一つ<祈親燈>は
祈親上人が献じたものである。
もう一つは、白河上皇が献じた<白河燈>である。

江戸時代になり、織田信長に仕えた森蘭丸の一族・森氏の菩提寺と
なっている。

<高野山のお寺一覧>

(1)寺名:釈迦文院(しゃかもんいん) 
(2)住所:和歌山県高野町高野山349
(3)宗派:高野山真言宗高野山子院 宿坊
(4)開基:祈親上人 (5)開創:1005年 
(6)本尊:釈迦如来
(7)その他
1)大日如来坐像:重要文化財 藤原時代
  不動明王立像:重要文化財 藤原時代
2)大和州益田池碑銘並序:重要文化財 藤原時代
3)覚禅鈔:重要文化財 鎌倉時代
4)訪問日:2008年7月12日


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                 参道

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                 山門

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                本堂(奥)


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