安楽寺 (埼玉県吉見町) 坂東三十三観音霊場第11番 吉見観音

安楽寺は坂東三十三観音霊場第11番札所で、古来より厄除けの<吉見観音>
と呼ばれ信仰の篤いお寺である。
安楽寺は、行基が東国巡錫の折に岩窟に聖観音を祀ったのが始まりと
伝えられている。
平安時代初期、坂上田村麻呂が奥州征討の折に戦勝祈願をし、七堂伽藍を
建立したのが安楽寺の開創となる。
鎌倉時代になり、源頼朝の弟・源範頼が吉見の領主となり、安楽寺の再建
を行ったといわれている。
伝承によると、範頼は幼い頃に安楽寺僧となったともいわれ、安楽寺と
範頼との関係は深いと伝えられている。

安楽寺の長い参道と山門、樹々に覆われた本堂と三重塔が古刹の
風景を造っている。
坂東観音霊場は西国観音霊場ほどの賑わいがないが、かっては参道
沿いに宿屋もあったそうだ。

<埼玉県のお寺一覧>

(1)寺名:安楽寺(あんらくじ) 
(2)住所:埼玉県吉見町御所374
(3)山号:岩殿山 (4)宗派:真言宗智山派
(5)開基:坂上田村麻呂 (6)開創:806年 
(7)本尊:聖観音
(8)その他
1)伽藍
  本堂:県指定文化財 1661年
  三重塔:県指定文化財 寛永年間(1624~44年)
  山門:県指定文化財 1702年
2)仁王像:町指定文化財 1702年
3)訪問日:2015年10月31日

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                  参道

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                  山門

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                 仁王像

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                  本堂

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                  本堂

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                 吉見大仏

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                 三重塔

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                八起地蔵尊


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