三宝院 (和歌山県高野町高野山) 高野山子院(宿坊)

弘法大師空海の母・玉依御前は80代の高齢で、空海の住む高野山を
一目見てみたいと四国讃岐から訪れたが、女人禁制の高野山へは
入山できず、高野山の政所・慈尊院に一宇を設けて空海と面会したと
伝えられている。
空海は月に九度訪れたことから慈尊院の地は九度山と呼ばれるように
なったといわれている。
玉依御前が寓した一宇が三宝院の始まりといわれている。
御前が亡くなった後、三宝院を高野山奥の院に近い現在地に移したと
伝わっている。

三宝院は、越後新発田藩主・溝口氏や福島二本松藩主・丹羽氏の
菩提寺でもある。

<高野山のお寺一覧>

(1)寺名:三宝院(さんぽういん) 
(2)住所:和歌山県高野町高野山580
(3)宗派:高野山真言宗高野山子院 宿坊
(4)開基:弘法大師空海 (5)開創:834~848年 
(6)本尊:大日如来
(7)その他
1)北面大師坐像:重要文化財 鎌倉時代
2)不空羂索神変真言経:国宝 奈良時代
3)五行大義:重要文化財 鎌倉時代
  白氏文集巻:重要文化財 鎌倉時代
  文鏡秘府論:重要文化財 平安時代
4)訪問日:2008年7月16日


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                 山門

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                 玄関

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                 本堂


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