無量光院 (愛知県稲沢市)

無量光院は735年行基によって開創された満願寺の一院と伝えられ、
941年兵火によって焼失したが、1202年再興され満願寺一山12院
の大寺となったといわれている。
永禄年間(1558~70年)再び兵火によって壊滅したが、天正年間
(1573~91年)に無量光院と安楽院(現在の満蔵院)のみが再興され、
満願寺など10ヶ寺の仏像が無量光院に安置されている。

無量光院の本尊・阿弥陀三尊像は1202年慶派の仏師・寛慶によって
造像された年号の確かな貴重な作品である。
慶派の作品であるが、定朝様の姿を留めた仏像である。

<愛知県のお寺一覧>

(1)寺名:無量光院(むりょうこういん) 
(2)住所:愛知県稲沢市中之庄辻畑101
(3)山号:中庄山 (4)宗派:真言宗豊山派
(5)開基:行基 (6)開創:735年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)本尊・阿弥陀三尊像:重要文化財 1202年 寛慶作 
  毘沙門天立像:市指定文化財 鎌倉時代 像高138cm
  不動明王立像2躯:市指定文化財 鎌倉時代
2)仏涅槃図:県指定文化財 南北朝時代
  伊東盛次像(画):県指定文化財 桃山時代
  弘法大師像(画):市指定文化財 鎌倉時代
  釈迦十六善神像(画):市指定文化財 室町時代
3)鉄造護摩炉:市指定文化財 1630年
4)訪問日:2015年4月29日


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                 全景

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                 山門

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                 境内

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                 本堂


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