蟠桃院 (京都市右京区) 妙心寺塔頭

蟠桃院は1601年丹波亀山初代藩主(亀岡市)・前田玄以によって
開創されている。
前田玄以は美濃出身の僧であったが、織田信長や豊臣秀吉の家臣
として重きをなし、秀吉時代には京都所司代を務め朝廷との橋渡しを
行っている。
1595年には丹波亀山城主となり、1598年に五奉行になっている。
1600年関ヶ原の戦いでは西軍に与したが、大坂に居たことから家康
から免ぜられ丹波亀山藩主となっている。
1602年に亡くなり蟠桃院に葬られた。
秀吉政権下の前田玄以は京で大きな存在であった。

また、蟠桃院2代目住職・雲居和尚は伊達政宗の帰依を受け、宮島瑞巌寺
の中興にも貢献したことから大いなる支援を受けている。

<妙心寺と塔頭一覧>

(1)寺名:蟠桃院(ばんとういん) 
(2)住所:京都市右京区花園妙心寺町51
(3)宗派:臨済宗妙心寺派大本山妙心寺の塔頭
(4)開山:一宙東黙 (5)開基:前田玄以 
(6)開創:1601年(7)本尊:釈迦牟尼
(8)その他
1)前田玄以夫人像(画):市指定文化財 桃山時代
2)通常非公開

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                 外観

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                 山門


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