東寿院 (岡山県瀬戸内市牛窓町) 弘法寺塔頭

東寿院は662年開創と伝えられる弘法寺の塔頭で東門坊である。
東寿院の本尊・阿弥陀如来立像は大仏師・快慶の作で重要文化財に
指定されている。
足裏のほぞに<巧匠 法眼快慶 建暦元年三月二八日>と墨書があり、
1211年の作と記されている。
一度火災に遭った形跡があり、頭部は面相部を除いて桃山時代の
補作になっている。
胎内納入文書から、1210年僧覚勝が快慶に依頼した経緯などが
判明している。
年代が判明する貴重な仏像である。

<岡山県のお寺一覧>

(1)寺名:東寿院(とうじゅいん) 
(2)住所:岡山県瀬戸内市牛窓町千手196
(3)山号:千手山 (4)宗派:高野山真言宗 弘法寺塔頭
(5)開創:662年 (6)本尊:阿弥陀如来
(7)その他
1)本尊・阿弥陀如来立像:重要文化財 1211年 像高97cm
2)行道面10面:県指定文化財 鎌倉時代末期
3)訪問日:2015年8月23日


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                 全景

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                 山門

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                 本堂


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