広徳寺 (埼玉県川島町) <重文>大御堂

広徳寺は大同年間(806~810年)に開創されたと伝えられるが、
詳細は不詳である。その後衰退し、源頼朝の家臣である美尾屋広徳が
館を築いたといわれている。
美尾屋十郎は平家物語にも記述はあるが、詳しいことは不詳である。
美尾屋十郎が亡くなると、源頼朝の妻・北条政子がその菩提を弔う
ために、13世紀初期美尾屋館跡に十郎広徳の名を冠した広徳寺を
開創したと伝えられている。
その時、本堂などと同時に、阿弥陀如来を祀る大御堂を建立したと
いわれている。
現在の大御堂は室町時代の後期に再建されたものである。
関東地方では数少ない茅葺の禅宗様の仏堂である。

<埼玉県のお寺一覧>

(1)寺名:広徳寺(こうとくじ) (2)住所:埼玉県川島町表76
(3)山号:大御山 (4)宗派:真言宗豊山派
(5)開基:北条政子 (6)開創:13世紀初期 
(7)本尊:五大明王
(8)その他
1)大御堂:重要文化財 室町時代後期 茅葺
2)訪問日:2015年10月31日

画像
                 仁王門

画像
                 大御堂

画像


画像
                  参道

画像
                  表門

画像
                 通用門

画像


画像
                  本堂


この記事へのトラックバック