万休院 (京都府京丹後市大宮町) 古瀬戸茶壷

京丹後市大宮町河辺の山裾に建つ瀟洒な万休院には、古瀬戸の茶壷
が残されている。
古瀬戸の焼物は、加藤四郎左衛門景正が1242年瀬戸祖母懐にて
作陶を始めたのが瀬戸焼の始まりといわれ、桃山時代までの焼物を
古瀬戸と呼んでいる。
加藤景正は瀬戸焼の陶祖と呼ばれている。
万休院の茶壷は1531年の作で、祖母懐で生産
されており、室町時代における瀬戸の基準作となっている。

万休院はもと天台宗で、現在地から別の山中にあったが開創は不詳で、
その後一旦廃寺となった。
1489年再興されたが、火災に遭い1668年現在地に移り再興されている。
境内はせいびされ、瀟洒な佇まいを見せている。

<京都丹後のお寺一覧>参照

(1)寺名:万休院(ばんきゅういん) 
(2)住所:京都府京丹後市大宮町河辺2131
(3)山号:霊松山 (4)宗派:臨済宗天龍寺派
(5)開創:不詳 (6)中興:1668年 (7)本尊:釈迦牟尼
(8)その他
1)茶壷:市指定文化財 古瀬戸 1531年

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                        参道

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                        山門

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                        本堂

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                        庭園

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