善隆寺 (滋賀県長浜市西浅井町) 和蔵堂

奥琵琶湖の大浦湖岸から北へ6~7kmの山あいに位置する山門集落に
建つ善隆寺の境内に、和蔵堂と呼ぶ収蔵庫がある。
この和蔵堂には十一面観音立像と阿弥陀仏頭が祀られている。
共に、藤原時代の作で重要文化財に指定されている。
山門集落から2kmほど南の庄集落和蔵にあった天台宗の安養寺の
住職が、1396年山門集落に草庵を建て、安養寺は僧に任せて移り住んだ
のが善隆寺の始まりといわれている。
その後、安養寺から十一面観音と阿弥陀仏頭を山門集落に移している。
奥琵琶湖の山あいによくぞ古仏が残り、維持されてきたことか。
滋賀県に古仏が多いのは、色々なエピソードが伝わっている。

<滋賀県湖北のお寺一覧>

(1)寺名:善隆寺(ぜんりゅうじ) 
(2)住所:滋賀県長浜市西浅井町山門964
(3)山号:和蔵山 (4)宗派:真宗仏光寺派
(5)開創:1396年 (6)本尊:十一面観音
(7)その他
1)十一面観音立像:重要文化財 藤原時代 像高102cm
  阿弥陀仏頭:重要文化財 藤原時代 像高65cm
2)訪問日:2015年5月27日

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                  境内

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                  本堂

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                 和蔵堂


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