覚念寺 (滋賀県長浜市高月町) 己高山惣山7ヶ寺

湖北の東に位置する己高山(こだかみやま)は奈良時代から修行霊場として
開かれ、平安時代初期に最澄が堂宇を建立し、観音信仰を中心にした
己高山仏教文化が開花したと伝えられている。
現在もこの地区に残る多くの観音菩薩は己高山仏教文化の名残と
いわれ<観音の里>と呼ばれている。
その中にあって、己高山の惣山7ヶ寺(法華寺、石道寺、満願寺、
安楽寺、松尾寺、円満寺、鶏足寺)の一つ松尾寺(しょうびじ)の法灯を
継いでいるのが覚念寺といわれている。
ここの観音は十一面観音である。

余呉川が琵琶湖に注ぐ小高い山の麓に覚念寺が建ち、十一面観音を
祀る観音堂が山腹にある。

<滋賀県湖北のお寺一覧>

(1)寺名:覚念寺(かくねんじ) 
(2)住所:滋賀県長浜市高月町松尾59
(3)山号:己高山 (4)宗派:真宗大谷派
(5)開基:伝教大師最澄 (6)開創:783年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)十一面観音立像:室町時代 像高103cm
2)己高山松尾寺縁起:室町時代
3)訪問日:2015年5月27日

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                  遠景

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                  遠景

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                  本堂

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               観音堂への参道

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                 観音堂

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                観音堂から


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