西来院 (静岡県浜松市中央区) 築山御前の菩提寺

築山御前は、1557年今川義元の人質として駿府にいた松平元信
(徳川家康)と結婚し(正室)、松平信康(家康の長男)と亀姫を
産んでいる。
その後、家康は居城・岡崎城に戻ったが、築山御前は一緒に戻れず、
幽閉同然の形で尼寺で生活が続いた。
1579年何らかの理由により、家康の命で築山御前は殺害され、
伝承では信長の命で信康を自刃に追い込んでいる。
何らかの理由には諸説あるが、戦国時代の相争う図の中の悲劇かも。
この築山御前の廟が西来院にあるが、1977年再建されている。

西来院は1428年に開創されている。
本堂前の藤は<長藤>と呼ばれ、遠州三大藤名所に数えられている。
境内の樹林は浜松市の保存樹になっており、緑に囲まれた風景である。

<静岡県のお寺一覧>

(1)寺名:西来院(せいらいいん) 
(2)住所:静岡県浜松市中央区広沢2-10-1
(3)山号:高松山 (4)宗派:曹洞宗
(5)開山:月窓義運 (6)開創:1428年 
(7)本尊:釈迦牟尼
(8)その他
1)六地蔵:1700年頃 浜松最古の六地蔵
2)訪問日:2015年6月13日


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                 参道

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                 六地蔵

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                 本堂

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                 藤棚

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                築山御前廟


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