常念寺 (奈良県平群町)

常念寺の所在地である椿井の由来には次のような伝承がある。
 6世紀後半、排仏派の物部守屋との戦いに苦戦している時に、
聖徳太子軍の平群神手将軍がこの地に椿の杖を突き立て、
戦勝を祈願した。
一夜にして杖が芽吹いて葉が茂り冷泉が湧き出し、この水を
聖徳太子や兵共々飲み、勢いが盛り上がり、物部軍に大勝したと。
この冷泉の井戸を椿井井戸と受け継がれ、椿井の地名が
生まれたと伝承されている。
この井戸は常念寺の前にある。

常念寺地蔵堂の鬼瓦の文様が松茸で、非常に珍しい。
この辺りは松茸の産地でもあることから、豊穣を祈って鬼瓦を
造ったのであろう。

<奈良県のお寺一覧>

(1)寺名:常念寺(じょうねんじ) 
(2)住所:奈良県平群町椿井1279
(3)山号:峰壺山 (4)宗派:融通念仏宗
(5)開創:不詳 (6)本尊:阿弥陀如来
(7)訪問日:2014年9月27日


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                 全景

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                 参道

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                 本堂

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                 地蔵堂

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                 鬼瓦

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                境内から

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                椿井井戸


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