安養寺 (京都府木津川市) 念仏石

参道入口に建つ二堂宇の左端に安置されている念仏石には次のような
謂れがある。念仏石縁起碑によると、
 <1195年3月法然上人が大仏殿再建落慶法要に導師として招かれ、
念仏のみを修し帰洛したところ、諸人がその跡を追ってきて、念仏のみ
を修し、他の法儀をのべなかった訳を法然上人に問いただした。
上人は一枚の紙に名号を認め、傍らにあった石と重さを量ったところ、
名号の紙が下にさがり、石の重さより念仏の重さの方が重いことを
見た諸人は上人に帰伏し、その石を念仏石と名付けたと。>
この伝承は他の史料にも見られる。
名号は安養寺に残されているとか。

安養寺は736年に開創されたと伝えられる古刹である。
1197年法然上人の弟子・安楽房遵西が再興している。

<京都府南部のお寺一覧>参照

(1)寺名:安養寺(あんようじ) (2)住所:京都府木津川市市坂久保川56
(3)山号:州見山 (4)宗派:浄土宗
(5)開基:行基 (6)開創:736年 (7)本尊:阿弥陀如来

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                     念仏石堂(左)

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                       念仏石

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                     念仏石縁起碑

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                        参道

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                        山門

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                        本堂

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