法華寺 (長野県諏訪市) 諏訪大社上社の神宮寺

諏訪大社の創建は不詳であるが、日本最古類の神社といわれ、大社は
上社(諏訪市)と下社(下諏訪町)の2社から成っている。
それぞれに神宮寺が開創され、上社には大坊・上ノ坊・下ノ坊・法華寺が
あり、弘法大師空海が開創したともいわれているが、不詳である。
法華寺は天台宗のお寺であったが、鎌倉時代に臨済宗となっている。
明治時代に神仏分離によって、神宮寺は廃寺となったが、法華寺のみが
法灯を継いでいる。

1582年信長の軍勢は諏訪に侵入し、諏訪大社上社本宮を全焼させている。
その際、法華寺に本陣を置いている。
これにより、武田氏は滅び信長の天下が近づいたが、同年本能寺の変で
信長は亡くなっている。
この法華寺において、信長が明智光秀を厳しく諌めたのが本能寺の変の
遠因ともいわれている。

法華寺は上社本宮の裏山にあり、参拝者も多い。

<長野県のお寺一覧>

(1)寺名:法華寺(ほっけじ) 
(2)住所:長野県諏訪市中洲神宮寺856
(3)山号:鷲峰山 (4)宗派:臨済宗妙心寺派
(5)開創:不詳 (6)中興:1243~47年 蓮仏盛重
(7)本尊:釈迦牟尼
(8)その他
1)応安の板碑:市指定文化財 1369年
2)吉良義周墓:市指定史跡
3)訪問日:2014年9月14日

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             諏訪大社上社本宮鳥居

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                  本宮

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                法華寺参道

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                  山門

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                  本堂


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