美濃安国寺 (岐阜県池田町)

池田山(924m)東麓の茶畑に囲まれて建つ美濃安国寺は、1339年
夢窓国師の勧めにより、南北朝の動乱で亡くなった後醍醐天皇や戦没者の
菩提を弔うために、足利尊氏兄弟が全国66ヶ国に建立した安国寺の
一つで、1340年代に建立されたと伝えられている。
当初は、利生塔など七堂伽藍の大寺であったといわれている。
その後、衰退したが織田信長の次男・信雄の保護などにより再興されている。
現在は、こじんまりとしたお寺であるが、往時が偲ばれる風景を残している。

また、美濃の武士・稲葉氏にもゆかりの寺といわれている。

<岐阜県のお寺一覧>

(1)寺名:美濃安国寺(みのあんこくじ)<正式名:安国寺>
(2)住所:岐阜県池田町小寺304-1
(3)山号:楊岐山 (4)宗派:臨済宗妙心寺派
(5)開基:足利尊氏兄弟 (6)開創:1340年代 
(7)本尊:地蔵菩薩
(8)その他
1)織田信雄公御制札:町指定文化財 1583年
2)小寺村山割賦帳・先祖連判状:町指定文化財 1754年
3)訪問日:2015年5月5日


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                 全景

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                 本堂

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                 本堂裏

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