長谷本寺 (奈良県大和高田市)

日本最古の官道といわれる横大路は、大和と難波を結ぶ大道で、
飛鳥時代には外国使臣がさかんに往来し、異国文化を伝えた国際路線
であった。
中世以降は、長谷寺、伊勢神宮参拝の道路として長谷街道とか
伊勢街道と呼ばれた。
この横大路に面する長谷本寺が観音堂と呼ばれたのは、長谷寺本尊
と同じ木から彫られた十一面観音像が祀られているとの伝承による。
 
長谷本寺は710年に開創されたと伝わり、数多くの古仏が伝えられて
いる。
かっては、大寺であったといわれるが、明治時代になって境内も狭く
なり、面影はなくなっている。

<奈良県のお寺一覧>

(1)寺名:長谷本寺(はせほんじ) 
(2)住所:奈良県大和高田市南本町7-17
(3)山号:妙音山 (4)宗派:真言宗豊山派
(5)開基:大満 (6)開創:710年 
(7)本尊:十一面観音
(8)その他
1)十一面観音立像:県指定文化財 藤原時代 長谷寺式 像高156cm
2)兜跋毘沙門天立像:県指定文化財 藤原時代 像高112cm
3)訪問日:2013年10月21日


画像
              薬師堂(左)本堂(中)


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