阿弥陀寺 (滋賀県長浜市西浅井町菅浦) 近江湖北27名刹第7番

琵琶湖の北端に突き出た葛籠尾崎(つづらおざき)の根元にひっそりと佇む
湖岸の集落・菅浦は奈良時代の万葉集にも登場する歴史を重ねた集落
である。万葉集の歌
 高嶋の阿渡の水門を漕ぎ過ぎて塩津菅浦今か漕ぐらむ>
その菅浦集落の山麓に建つのが阿弥陀寺である。その本尊・阿弥陀如来立像
は大仏師・快慶の弟子・行快が1235年に造立した彫刻史上貴重な仏像で
秘仏となっている。

阿弥陀寺の開創は不詳であるが、もと天台宗のお寺であったが、
1353年遊行僧・託何によって再興されたと伝えられる。
近くにあって廃寺となった長福寺の仏像も移座されている。

<滋賀県湖北地域のお寺一覧>

(1)寺名:阿弥陀寺(あみだじ) 
(2)住所:滋賀県長浜市西浅井町菅浦240
(3)山号:浄光山 (4)宗派:時宗
(5)開創:不詳 (6)中興:託何 1353年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)阿弥陀如来立像:重要文化財 1235年 行快作 像高99cm
2)阿弥陀如来坐像:市指定文化財 藤原時代
  聖観音坐像:市指定文化財 藤原時代
3)訪問日:2015年5月27日

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              葛籠尾崎と竹生島

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                菅浦集落

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                菅浦集落

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                阿弥陀寺

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               阿弥陀寺標石


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