明台寺 (岐阜県大垣市墨俣) 橋杭笑地蔵菩薩

明台寺に伝わる<橋杭笑地蔵菩薩>伝承とは、
 弘仁年間(810~824年)、現在地から南500mほどの上宿に
あった墨俣川(長良川)の橋が朽ちて埋もれたが、その後発掘され、
その橋杭が地蔵菩薩に似ており、草庵を建てて祀ったといわれている。
後に、地元の人達が京の小野篁に依願し地蔵菩薩として完成してもらったと。
939年天皇の勅使が関東へ下る途次に立ち寄り、歌を詠んで地蔵菩薩を
参拝したところ、地蔵菩薩がにっこりとほほ笑み、勅使はこの地蔵菩薩を
<橋杭笑地蔵菩薩>と名付けたと。
益々、信仰が篤くなったといわれている。
この地蔵草庵が明台寺の始まりとされている。
江戸時代に現在地に移転している。

お寺は長良川堤の下にあり、桜の時期には桜トンネルとなる。

<岐阜県のお寺一覧>

(1)寺名:明台寺(みょうだいじ) 
(2)住所:岐阜県大垣市墨俣町墨俣226
(3)山号:清光山 (4)宗派:浄土宗西山禅林寺派
(5)開創:810~824年 (6)中興:1229年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)土岐悪五郎墓:市指定史跡
  斎藤利藤墓:市指定史跡
2)訪問日:2014年10月19日


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                長良川堤

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                 山門

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                 境内

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                 本堂

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               土岐悪五郎墓


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