東漸寺 (長野県塩尻市)

源平盛衰記によれば、長瀬判官代義員は木曽義仲の従兄で、義仲とともに
平家追討をめざして京へ入ったが、1184年源頼朝との宇治川の合戦で
獅子奮迅の活躍したが敗れ、三条河原で斬首されている。
義員の子孫は、義員の菩提を弔う為に文永年間(1264~75年)に
西光寺を開創したと伝えられている。
その西光寺が東漸寺の起源といわれている。
西光寺はその後廃れ、1400年代初頭に東漸寺として再興されている。

お寺の門前道路脇(旧境内地)に1本のシダレ桜の古木がある。
樹齢は不詳であるが、塩尻市では最古の桜ともいわれている。
樹勢は盛んで、桜の満開を想像したくなる。
境内にもシダレ桜があり、桜の時期には多くの花見客が訪れると
いわれている。

<長野県のお寺一覧>

(1)寺名:東漸寺(とうぜんじ) 
(2)住所:長野県塩尻市洗馬上組2038
(3)山号:仏法山 (4)宗派:浄土宗
(5)開基:長瀬判官代 (6)開創:1264~75年
(7)中興:1400年代初頭 経誉愚底 
(8)本尊:阿弥陀如来
(9)その他
1)シダレ桜:市指定天然記念物
2)奥田信斎の陶芸作品13点:市指定文化財 明治時代初期
3)訪問日:2014年9月14日

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                 シダレ桜

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                  全景

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                  山門


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