大日寺 (奈良県吉野町吉野山)

吉野山中千本にヒッソリと建つ大日寺は、役行者の高弟・日雄角乗が白鳳時代に
開創したと伝わる日雄寺の跡地に建立されたといわれている。
日雄寺が室町時代に焼失した折に、五智如来像は助け出され、それを安置する
大日寺が建立されたと。
本尊の五智如来像は重要文化財に指定された数少ない仏像である。
東寺(京都市)、安祥寺(京都市)などの例がある。

1333年元弘の乱において、吉野落城の際に護良親王(後醍醐天皇の皇子)の
身代りとなって、壮烈な最期を遂げた村上義光・義隆父子の菩提寺でもある。

<奈良県のお寺一覧>

(1)寺名:大日寺(だいにちじ) 
(2)住所:奈良県吉野町吉野山2357
(3)山号:日雄山 (4)宗派:真言宗醍醐派
(5)開山:日雄角乗 (6)開創:7世紀後半 
(7)本尊:五智如来
(8)その他
1)五智如来坐像:重要文化財 藤原時代
2)訪問日:2008年6月1日


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                 山門

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                 本堂


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