安乗院 (岐阜県岐阜市) 岐阜善光寺

信州善光寺(長野市)の本尊・善光寺如来の歴史を少し振り返ってみよう。
552年:百済から日本に伝わると伝承
      難波の堀江に打ち捨てられる
602年:本田善光が難波から飯田へ持ち帰り、坐光寺(元善光寺)に祀る
642年:信州善光寺の本尊となる
鎌倉時代~:絶対秘仏となる
1555年:武田信玄が善光寺如来を甲斐へ移し、1558年甲斐善光寺に祀る
1582年:織田信長が甲斐善光寺から岐阜伊奈波に移す
1582年本能寺の変後:織田信雄が愛知の甚目寺に移す
1583年:徳川家康が浜松・鴨江寺に移す
1597年:豊臣秀吉が鴨江寺から京都・方広寺へ移す
1598年:信州善光寺に帰る
戦国時代~桃山時代にかけて、善光寺如来は転々とした。

1582年織田信長が伊奈波に祀った地に、織田秀信が1592~1600年に
伊奈波善光寺堂を建立し、善光寺如来の分身を祀り、江戸時代初期に安乗院
となっている。
歴史上、岐阜善光寺は信州善光寺と深い縁を持っている。

<岐阜県のお寺一覧>

(1)寺名:安乗院(あんじょういん)<通称:岐阜善光寺>
(2)住所:岐阜県岐阜市伊奈波通1-8
(3)山号:愛護山 (4)宗派:真言宗醍醐派
(5)開基:織田秀信 (6)開創:1592~1600年 
(7)本尊:善光寺如来
(8)その他
1)釈迦如来坐像:市指定文化財 藤原時代
2)訪問日:2013年7月2日


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                 全景

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                 本堂

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                 弘法堂


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