真言院、勧学院 (奈良県奈良市) 東大寺塔頭

東大寺南大門を入って中門に向って参道を歩む。右手に鏡池、左に土塀に
囲まれた真言院・勧学院。
真言院境内の中に勧学院が同居する形になっている。
土塀の南門が真言院の表門、東門が勧学院の表門となっている。
これは、821年開創の勧学院が盛衰を経て、真言院の灌頂堂を受けて
現在の勧学院となり、東大寺の諸々の講座が開催されている。

810年空海が東大寺別当に就くと、南院(真言院)を建立し、822年に
灌頂道場を開いて真言院の開創といわれている。
空海の在任は4年間であったが、この真言院が南都での真言宗拠点と
なったといわれている。

<奈良市のお寺一覧>参照

<真言院(しんごんいん)>
(1)住所:奈良県奈良市雑司町406
(2)宗派:華厳宗大本山東大寺塔頭
(3)開基:空海 (4)開創:822年 (5)本尊:地蔵菩薩
(6)その他
1)地蔵堂・神護殿・閼伽井屋、鐘楼、南門:県指定文化財

<勧学院(かんがくいん)>
(1)住所:奈良県奈良市雑司町406
(2)宗派:華厳宗大本山東大寺塔頭
(3)開基:藤原冬嗣 (4)開創:821年
(5)その他
1)灌頂堂・東門:県指定文化財

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                      真言院南門

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                        境内

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                      勧学院東門

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                      勧学院灌頂堂

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