常立寺 (京都府京丹後市峰山町) 峰山藩主・京極家の菩提寺

宮津藩主・京極高知の婿養子・京極高通は、高知の遺領分割によって得た
峰山に陣屋を築き1616年峰山藩を立藩し、現在の峰山の基礎を築いている。
峰山藩は明治維新まで存続している。
高通は陣屋などの整備に際して、近くにあった光明寺を現在の常立寺地に
移し、真言宗から浄土宗に改宗した上で、京極家の菩提寺としている。
1676年に光明寺から常立寺へと改名している。

常立寺の前身・光明寺は1555年に真言宗寺院として開創され、もと
あった地は光明寺の地名が残っている。
峰山は丹後ちりめんの産業地で、峰山藩が大いに振興している。
常立寺は丹後ちりめんの始祖といわれる絹屋佐平治の菩提寺でもある。

<京都丹後のお寺一覧>参照

(1)寺名:常立寺(じょうりゅうじ) (2)住所:京都府京丹後市峰山町吉原68
(3)山号:安泰山 (4)宗派:浄土宗
(5)開山:徳及 (6)開創:1555年 (7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)不動明王像(画):市指定文化財 鎌倉時代末
  釈迦十六善神像(画):市指定文化財 南北朝時代
2)京極家歴代藩主肖像画:市指定文化財 江戸時代
3)京極家墓所:市指定史跡

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                        山門

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                        本堂

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