寂光寺 (滋賀県大津市藤尾) 藤尾磨崖仏

大津と京都山科を結ぶ小関越えの山科側・大津市藤尾に鎌倉時代の
磨崖仏がある。
この磨崖仏は寂光寺観音堂の中に取り込まれた形で存在する。

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                  本堂

高さ3m弱、横に6m弱の花崗岩に15体の大小の仏が彫られ、
中尊の阿弥陀如来坐像は像高148cmで1240年に彫られたと考えられて
いる。他の仏は後世のものと考えられている。
堂内で見る磨崖仏は屋外磨崖仏と相当異なる様相を示している。
三井寺の開祖・智証大師円珍が別院として開創した如意寺の一坊と
いわれるのが寂光寺の始まりともいわれている。
大正時代に日蓮宗のお寺として再興されている。

<大津市のお寺一覧>参照

(1)寺名:寂光寺(じゃっこうじ) 
(2)住所:滋賀県大津市藤尾奥町13-11
(3)山号:立木山 (4)宗派:日蓮宗
(5)開基:智証大師円珍 (6)開創:9世紀 
(7)本尊:大曼荼羅
(8)その他
1)藤尾磨崖仏:市指定文化財 1240年
2)菩薩形坐像:県指定文化財 鎌倉時代
3)訪問日:2014年10月11日

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                  観音堂

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                  磨崖仏

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