蓮華定院 (和歌山県高野町高野山) 真田家の菩提寺

長野県上田市真田地域を本拠とした豪族・真田氏といえば、真田三代
(真田幸隆・昌幸・幸村)が武勇の面からよく知られている。
1600年の関ヶ原の戦いでは、昌幸・幸村父子は西軍、幸村の兄・信之
は東軍と別れた戦いでもあった。
敗れた西軍の昌幸・幸村は信之などの嘆願で高野山蓮華定院蟄居を
命じられるが、高野山は女人禁制のため父子・妻子ともども山麓の
九度山に蟄居することになった。
蓮華定院は信濃佐久・上田などの豪族の支援を受けていたことなどから、
真田氏とも関係が深くなり、九度山への援助なども行われたといわれる。
蓮華定院の標石には<六連銭>の紋が浮彫されている。

蓮華定院は鎌倉時代に開創されたと伝えられる。
女人堂に近くケーブル駅に最も近い宿坊でもある。
2016年NHK大河ドラマ<真田丸>で蓮華定院の名も高まるであろう。

<高野山のお寺一覧>

(1)寺名:蓮華定院(れんげじょういん) 
(2)住所:和歌山県高野町高野山700
(3)宗派:高野山真言宗 高野山子院 宿坊
(4)開山:行勝 (5)開創:鎌倉時代初期 
(6)本尊:阿弥陀如来
(7)その他
1)剣 銘国広:重要文化財 桃山時代
2)白銅素文磬:県指定文化財 平安時代
3)真田信之の供養塔
4)訪問日:2008年7月12日


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             女人堂から蓮華定院へ

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                 標石

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                 山門

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                 玄関

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                 本堂


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