徳賞寺 (福井県美浜町) 国吉城主・粟屋氏の菩提寺

1561年越前朝倉氏は若狭に攻め入り若狭をほぼ制圧したが、美浜佐柿の
国吉城主・粟屋勝久は籠城して朝倉氏に抵抗を示している。
この国吉城籠城戦は戦国時代の中でもよく知られる戦で、6年間に及ぶ
籠城戦で織田信長との連携もあり、朝倉氏を撃退している。
粟屋氏はその後信長に仕え、1585年頃に亡くなったといわれている。
城山(197m)山頂にある国吉城跡は発掘調査され、その資料が
麓の若狭国吉城歴史資料館で展示されている。

徳賞寺は1563年城山山麓(資料館近く)に粟屋勝久によって開創され、
江戸時代中期に再興されている。
城山の木々に包まれた静寂が境内を覆っている。

<福井県のお寺一覧>

(1)寺名:徳賞寺(とくしょうじ) 
(2)住所:福井県美浜町佐柿25-18
(3)山号:陽光山 (4)宗派:曹洞宗
(5)開山:機山宗全 (6)開基:粟屋勝久
(7)開創:1563年 (8)本尊:釈迦牟尼
(9)参考
  国吉城跡:町指定史跡
(10)訪問日:2012年11月4日

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                  全景

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                  山門

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                  本堂

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              若狭国吉城歴史資料館


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