願證寺 (岐阜県垂井町) 平尾御坊

美濃国分寺の西・垂井町平尾に広い境内を持つ願證寺を訪れて、
真宗伽藍の典型をこの地に見ることに驚いた。
織田信長と長島(桑名市長島町)信徒との長島一揆の拠点であ
った長島願證寺が平尾御坊の始まりであったことも関心を呼ぶ。
長島願證寺は一揆によって壊滅したが、現在はその地に長島
願證寺が再興されている。
一方、一揆の後、長島願證寺の開創者・蓮淳の孫が平尾に移り、
この地にあった真徳寺を再興し開基となっている。
この真徳寺が1773年になって、願證寺と改名し平尾御坊と
呼ばれた。
長島一揆の拠点・願證寺は現在、桑名市長島町、垂井町平尾、
名古屋市、松阪市にその法灯が継がれているといわれている。
真宗史上も願證寺は大きな位置を占めている。

<岐阜県のお寺一覧>

(1)寺名:願證寺(がんしょうじ)<正式名:平尾御坊願證寺>
(2)住所:岐阜県垂井町平尾1
(3)宗派:浄土真宗東本願寺派(本山は東京・東本願寺)
(4)開基:蓮淳 (5)開創:1502年 
(6)本尊:阿弥陀如来
(7)その他
1)町指定文化財伽藍
  本堂:1760年  山門:1743年 鐘楼:1655年
2)菩提樹:町指定天然記念物
3)訪問日:2013年4月28日


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                山門と本堂

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                 境内

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                 鐘楼

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                 菩提樹

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                 本堂


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