光明寺 (三重県伊勢市)

光明寺は天平年間(729~749年)に聖武天皇の勅願によって開創されたと
伝えられるが詳細は不詳である。
伊勢神宮の禰宜であった度会氏の氏寺であったといわれている。
1319年再興され臨済宗の禅寺となったといわれている。
また、1339年には南北朝の南朝方が東国勢力回復のために光明寺を
本拠にしたといわれている。

天正年間(1573~92年)伊勢神宮からの要請で、周辺の寺院の鐘楼
を廃したが、光明寺の鐘楼だけが許され<光明寺のひとつ鐘>と呼ばれ
て続いた。
文化財も多く残る古刹である。

<三重県のお寺一覧>

(1)寺名:光明寺(こうみょうじ) 
(2)住所:三重県伊勢市岩渕3-3-11
(3)山号:金鼓山 (4)宗派:臨済宗東福寺派
(5)開創:天平年間 (6)中興:月波恵観 1319年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)本尊阿弥陀如来坐像:県指定文化財 藤原時代
  勢至菩薩立像:市指定文化財 藤原時代
2)光明寺残篇1巻:重要文化財 鎌倉時代末期
  光明寺文書3巻:県指定文化財 鎌倉~安土桃山時代
  結城宗広及び夫人書状:重要文化財 南北朝時代初期
3)石塔群:市指定文化財 南北朝~室町時代
4)結城宗広肖像:市指定文化財 江戸時代
5)伏見天皇口宣案:市指定文化財 1298年
6)訪問日:2014年5月25日

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                  山門

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                  本堂

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                  石塔群


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