本隆寺 (福井県敦賀市) 芭蕉ゆかりの寺

1689年奥の細道紀行の最終盤になる敦賀紀行において、敦賀湊から船で
敦賀半島東岸に位置する色ヶ浜(種の浜)に向い、芭蕉が尊崇する西行
ゆかりの地に降り立つ。
色ヶ浜にある法華宗・本隆寺に一泊して西行を偲んでいる。
 芭蕉の句
  <寂しさや須磨にかちたる濱の秋>
  <浪の間や小貝にまじる萩の塵>
 西行の歌
  <汐そむるますほの小貝拾ふとて色の濱とはいふにやあるらん>

本隆寺の開創は不詳であるが、1426年日隆によって再興され法華宗に
なっている。
奥の細道では<侘しき法花寺>と記されている。

<福井県のお寺一覧>

(1)寺名:本隆寺(ほんりゅうじ) 
(2)住所:福井県敦賀市色浜31-33
(3)宗派:法華宗 (4)開創:不詳
(5)中興:日隆 1426年 (6)本尊:大曼荼羅
1)鰐口:県指定文化財 1357年
2)松尾芭蕉色ヶ浜遊記:市指定文化財 神戸等栽筆
3)訪問日:2014年5月18日

画像
                 色ヶ浜

画像
                  本堂

画像


画像
                 芭蕉句碑

画像
                 芭蕉句碑

画像
                 芭蕉句碑


この記事へのトラックバック