大聖寺 (岡山県美作市) 不死鳥のイチョウ

吉川英治は<宮本武蔵>を著すにあたり、何度も大聖寺に逗留し構想を
練ったといわれている。
武蔵が吊るされる千年杉のモデルとなった2本のイチョウの木が迎えて
くれる大聖寺である。
このイチョウは1980年落雷のため瀕死の状態となったが、2年後
若木を瀕死の胴部に接木したところ見事に蘇生し、マスコミによって
全国放映され、<蘇った不死鳥の大樹>として感銘を与えたといわれ
ている。
6月末~7月上旬には一万株のアジサイが境内を彩る。
私は7月末の訪問で数株は花を咲かせていた。

大聖寺は738年に開創されたと伝わる古刹で、山岳仏教の聖地と
いわれた時期もあったといわれている。

<岡山県のお寺一覧>

(1)寺名:大聖寺(だいしょうじ) 
(2)住所:岡山県美作市大聖寺1
(3)山号:恵龍山 (4)宗派:真言宗大覚寺派
(5)開基:行基 (6)開創:738年 
(7)本尊:不動明王
(8)その他
1)芦雁図:市指定文化財 江戸時代末期 狩野松甫筆
2)宝篋印塔:市指定文化財 南北朝時代
3)イチョウ2本:市指定天然記念物 推定樹齢300年
4)訪問日:2014年7月29日


画像
                 多宝塔

画像
                 参道

画像
                イチョウ

画像
               名残のアジサイ

画像
                宮本武蔵像

画像
                 山門

画像
                 愛染堂

画像
                 本堂


この記事へのトラックバック