寒松院 (三重県津市) 津藩主・藤堂家の菩提寺

1608年今治藩主から津藩主となった藤堂高虎は津城や伊賀上野城の
城下町整備に尽力し、藩政の基礎を築いている。
12代に亘って藩主を勤め、明治維新を迎えている。
高虎は戦国から江戸時代にかけて仕える主人を多く変遷している代表的な
大名といえるが、最後に仕えた徳川家康の信頼は厚かったといわれている。
第2代藩主・藤堂高次が1631年昌泉院を開創しているが、後に藤堂家の
菩提寺となって高虎の院号から寒松院と改名している。

太平洋戦争で堂宇は壊滅し、境内も縮小し、藩主の墓碑・五輪石塔が
目立つお寺である。
なお、東京寛永寺にも高虎が建立した寒松院があり、高虎の墓所も2ヶ所
にある。

<三重県のお寺一覧>

(1)寺名:寒松院(かんしょういん) 
(2)住所:三重県津市寿町5-24
(3)山号:潮日山 (4)宗派:天台宗
(5)開基:藤堂高次 (6)開創:1631年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)藤堂家墓所:市指定史跡
2)訪問日:2013年9月29日


画像
                 本堂

画像
                高虎の墓

画像
                高次の墓


この記事へのトラックバック