西勝寺 (長崎県長崎市)

江戸時代に拷問や迫害によって棄教したキリシタンが書いた誓詞を
<ころび証文>というが、西勝寺に残るころび証文は、
 キリシタンの九介夫婦が弾圧に耐えかねて奉行所に出すために書いた
証文であるが、書き損じたもので西勝寺に残ったものである。
この証文のキリシタン資料として貴重な資料であるのは、聖職者であった
クリストファン・フェレイラのころび誓詞が書き添えてあり、1645年の年号
が書かれていることである。
クリストファン・フェレイラのころびを題材にキリシタン弾圧を通じて、神と
信仰の意義を描いた遠藤周作の<沈黙>は日本文学の代表作とも
なっている。

西勝寺は1632年に開創された浄土真宗のお寺である。

<長崎県のお寺一覧>参照

(1)寺名:西勝寺(さいしょうじ) (2)住所:長崎県長崎市上町5-19
(3)山号:瑞雲山 (4)宗派:浄土真宗本願寺派
(5)開創:1632年 (6)本尊:阿弥陀如来
(7)その他
1)きりしたんころび証文(西勝寺文書):県指定文化財 1645年

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                        山門

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                       太鼓楼

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                        本堂

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