光徳寺 (石川県七尾市)

光徳寺は、1274年豪族・冨樫氏(後に加賀守護大名)の一族である宗性が
加賀木越(金沢市木越町)に真言宗光徳寺を開創したと伝えられている。
1449年蓮如上人が北陸に布教行脚の時に光徳寺は浄土真宗に改宗し、
以後加賀において<木越光徳寺>として本願寺門徒の核の一つになる。
1471年越前吉崎に蓮如上人が吉崎御坊を開創し、北陸において本願寺門徒
が一気に拡大する。
1488年~1580年の加賀一向一揆においては、木越光徳寺は重要な一寺
として門徒を統率している。
1580年織田信長軍による攻撃に対しても最後まで抵抗し、その年に能登へ
逃れ、加賀第2代藩主・前田利常によって七尾へ移り、1841年現在地に
落ち着いている。その後門前町が形成され、一本杉通となっている。

光徳寺は本願寺末寺として大いに活動し、現在も浄土真宗の門徒の篤い
信仰を集めている。

<石川県のお寺一覧>

(1)寺名:光徳寺(こうとくじ) 
(2)住所:石川県七尾市馬出町ツー35
(3)山号:木越山 (4)宗派:浄土真宗本願寺派
(5)開山:宗性 (6)開創:1274年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)訪問日:2013年6月9日9日

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                 山門

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                 本堂


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