金蓮寺 (岐阜県垂井町)

1439年関東公方・足利持氏は足利幕府に反抗し敗れ(永享の乱)、
その子供(春王丸・安王丸、成氏)は日光へ逃れ、結城氏に囲われた。
1440年結城氏が足利幕府に敗れ(結城合戦)、春王丸と安王丸は
京都へ護送される。その途次、垂井御所野にあった金蓮寺境内で
幕府の命で斬首されている。
その最期の地には春王丸・安王丸の墓碑が建てられ岐阜県の史跡
として残されている。
現在の金蓮寺は東へ200m。

金蓮寺は延暦年間(782~806年)に最澄によって垂井御所野に
開創されたと伝えられている。その後、南宮大社の別当寺の一つに
なったといわれている。
関ヶ原合戦で焼失し、江戸時代前期に現在地に再興されている。
お寺には春王丸・安王丸の木像が祀られている。

<岐阜県のお寺一覧>

(1)寺名:金蓮寺(こんれんじ) 
(2)住所:岐阜県垂井町1609-1
(3)山号:神護山 (4)宗派:時宗
(5)開基:最澄 (6)開創:782~806年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)春王・安王坐像:町指定文化財 室町時代
2)春王・安王の墓:県指定史跡 金蓮寺から西へ200m
3)訪問日:2013年4月28日


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                 山門

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                 本堂

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              春王丸・安王丸墓所


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