西来寺 (三重県津市)

別格中本山とは宗派の総本山に次いでの寺格で江戸時代における
寺格であるが、現在では寺格制度はない。
しかし、暗黙の格は残っており総本山は宗派を統括している。
西来寺は天台真盛宗の中において大寺であり、宗祖・真盛上人ゆかりの
寺宝を多く蔵し、文化財の宝庫といえよう。

西来寺は、1490年真盛上人が津観音で説教した折に、安濃津の
人々がお堂を建て、上人を開山としてお寺を開創している。
1601年現在地に移っている。
徳川家康の側室・於奈津の方(三重県津の出身)から600両の寄進を
受け伽藍の整備がされている。
於奈津の像が祀られているとのこと。

<三重県のお寺一覧>

(1)寺名:西来寺(せいらいじ) 
(2)住所:三重県津市乙部6-14
(3)山号:龍宝山 (4)宗派:天台真盛宗
(5)開山:真盛上人 (6)開創:1490年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)重要文化財
  阿弥陀来迎図:鎌倉時代
  聖徳太子勝鬘経講讃図:鎌倉時代
  大般若経:奈良時代
  注大般涅槃経:中国宋代
  天台三大部:鎌倉時代
2)県指定文化財
  真盛自筆消息:室町時代
  白衣観音像(画):室町時代
3)市指定文化財
  三千仏図:室町時代
  など10件
4)訪問日:2013年9月29日


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                 本堂

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               文化財説明板

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               文化財説明板


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