感応寺 (兵庫県三田市)

丹波篠山の八上城は1508年波多野元清によって築城され、波多野氏の
本拠としていたが、織田信長の丹波攻略で明智光秀により1579年に落城し、
波多野氏は滅んでいる。
この戦いの最中に、波多野氏の祈願寺であった感応寺は八上城に食糧などを
支援していた。そのこともあり、明智軍によって感応寺も破壊されてしまう。

感応寺は、三国岳山腹に646年インドからの渡来僧・法道仙人によて
開創されたと伝えられている。
明智軍によって破壊された後に、現在の小柿渓谷の山腹に再興されている。
急峻な山腹を切り開いて立つお寺への参道は厳しい。
境内から眺める大船山の姿は見ものである。

<兵庫県のお寺一覧>

(1)寺名:感応寺(かんのうじ) 
(2)住所:兵庫県三田市小柿2110
(3)山号:比僧山 (4)宗派:真言宗大覚寺派
(5)開山:法道仙人 (6)開創:646年 (7)本尊:聖観音
(8)その他
1)本尊・聖観音立像:市指定文化財 藤原時代
2)弘法大師行状図絵:市指定文化財 1809年
3)訪問日:2016年4月3日


画像
              境内からの眺望

画像
                参道入口

画像
                 本坊

画像
                 参道

画像
                 本堂


この記事へのトラックバック