浄願寺 (岐阜県高山市丹生川町) 吉原鐘

太平洋戦争中に供出された梵鐘は<吉原鐘>と呼ばれ、1799年に住職と
江戸吉原の人々と縁あって、浅草や吉原の人々から贈られた鐘であった。
その由来を書いた掛軸は今も残されている。
歌人・北原白秋が戦前に浄願寺に立ち寄った際に詠んだ句碑がある。
 <梅雨はれて吉原鐘に人のほる>

浄願寺は親鸞聖人の弟子によって開創されたと伝えられ、1469年
現在地に移転したといわれている。

<岐阜県のお寺一覧>

(1)寺名:浄願寺(じょうがんじ) 
(2)住所:岐阜県高山市丹生川町坊方1086
(3)山号:両足山 (4)宗派:真宗大谷派
(5)開山:実心坊浄観 (6)開創:不詳 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)本堂:市指定文化財 1751~64年
  鐘楼:市指定文化財 
2)吉原鐘鐘銘(掛軸):市指定文化財 1799年
3)大原正純漢詩額:市指定文化財
4)猿の彫刻(本堂柱):左甚五郎の作と伝える
5)訪問日:2012年9月13日


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                 外観

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                 鐘楼

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                 境内

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                 本堂

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                猿の彫刻


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