弘誓寺 (福井県若狭町) 若狭三十三観音霊場第8番

山麓に建つ弘誓寺は平安時代初期に開創されたと伝えられているが、
詳細は不詳である。
一時は若狭守護の庇護を受けて栄えたといわれている。
16世紀末には、浅井三姉妹の従姉妹で秀吉の側室でもあった<松の丸>
の帰依を受けて伽藍も整備されたといわれている。
松の丸(京極竜子)は京極家の出自で、若狭守護・武田元明の正室で
2男1女の母であったが、武田元明が秀吉によって敗れ亡くなると、
秀吉は松の丸を側室としている。

<福井県のお寺一覧>

(1)寺名:弘誓寺(ぐぜいじ) 
(2)住所:福井県若狭町東黒田7-14
(3)山号:慈眼山 (4)宗派:曹洞宗
(5)開創:大同年間(806~810年) 
(6)本尊:如意輪観音
(7)その他
1)若狭三十三観音霊場第8番 如意輪観音
2)本尊・如意輪観音坐像:町指定文化財 鎌倉時代末期 像高38cm
  多聞天立像:町指定文化財 室町時代初期 像高114cm
  金剛力士立像(仁王像)2躯:町指定文化財 室町時代初期
3)鎮守八幡神社のカゴノキ:町指定天然記念物
4)訪問日:2012年11月4日

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                 仁王門

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                 仁王像

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                 参道

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                五重小塔

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                 観音堂

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                 本堂

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                カゴノキ


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