大智院 (三重県桑名市長島町) 芭蕉ゆかりの寺

元禄2年(1689年)3月27日芭蕉と曽良は奥の細道の旅に江戸を出る。
8月5日加賀の山中温泉で曽良が体調を崩し、曽良は芭蕉と別れて
長島の大智院へ戻る。
芭蕉は敦賀を経て、8月21日大垣に到着し、奥の細道の旅路を終えている。
長島から迎えに来た曽良と一緒に、9月6日大智院に入り3日間逗留し、
そこから伊勢に向っている。
大智院で詠んだ句<うきわれをさびしがらせよ秋の寺>は句碑となっている。
100年後<蕉翁信宿処>の石碑が長島藩主・増山氏などによって
建立される。

大智院は1640年頃、長島藩主・松平定政によって開創されている。
現在の大智院は芭蕉が逗留した趣を感じさせる風景である。

<三重県のお寺一覧>

(1)寺名:大智院(だいちいん) 
(2)住所:三重県桑名市長島町西外面1219
(3)山号:長松山 (4)宗派:真言宗智山派
(5)開基:松平定政 (6)開創:1640年頃 
(7)本尊:不動明王
(8)その他
1)松尾芭蕉真蹟懐紙:市指定文化財 1689年
2)題蕉翁碑詩文:市指定文化財 1789年
3)蕉翁信宿処碑:市指定文化財 1789年
4)訪問日:2013年4月16日

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                  全景

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                  山門

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                 芭蕉句碑

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                  本堂


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