本龍寺 (岐阜県垂井町) 芭蕉ゆかりの寺

芭蕉は元禄4年(1691年)10月京から江戸への途次に、交友が深い
本龍寺の住職・玄潭(俳号:規外)を訪れ、滞在している。
その時詠んだ句
  作り木の庭をいさめるしぐれ哉
  いささらば雪見にころぶ処まで
1809年美濃派の俳人によって<作り木塚>と呼ばれる句碑群が
建てられ、1855年には芭蕉を偲んで時雨庵が建立され、芭蕉翁木像が
安置されている。

本龍寺の開創は不詳であるが、1469年蓮如上人の美濃布教の折に、
当時の住職が帰依し浄土真宗に変えている。
その時、蓮如上人真筆本尊が本龍寺に贈られている。

本龍寺は、中山道垂井宿の中心にあり、明治時代になって垂井宿の
脇本陣の門や玄関がお寺に移築されている。

<岐阜県のお寺一覧>

(1)寺名:本龍寺(ほんりゅうじ) 
(2)住所:岐阜県垂井町垂井1234
(3)山号:東光山 (4)宗派:真宗大谷派
(5)開創:不詳 (6)中興:1469年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)作り木塚:町指定史跡 1809年
2)芭蕉翁木像:町指定文化財
3)訪問日:2013年4月28日


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                 全景

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                作り木塚

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                芭蕉句碑

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                 本堂


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