建中寺 (愛知県名古屋市東区) 尾張徳川家の菩提寺

徳川御三家の筆頭・尾張徳川家の初代藩主・徳川義直(家康の九男)が
1650年に亡くなると、2代藩主・光友が義直の菩提を弔うために
1651年建中寺を開創している。
以後、建中寺は尾張徳川家の菩提寺として続いている。
なお、義直の廟所は遺命により瀬戸市・定光寺に建造されている。

3参道(23-0789)建中寺 (2).JPG
                 参道

天明の大火(1785年)により多くの堂宇が焼失し再建されているが、
明治時代以降、特に第2次大戦後の区画整理などにより境内は大幅に
縮小し公園などになっている。
しかし、総門から三門へ至る旧参道(公園)などから往時の偉容が
伺い知れる。
伽藍のほとんどが県や市の文化財に指定され、大戦の惨禍からは
逃れている。

<名古屋市のお寺総覧>

(1)寺名:建中寺(けんちゅうじ) 
(2)住所:愛知県名古屋市東区筒井1-7-57
(3)山号:徳興山 (4)宗派:浄土宗
(5)開山:成誉廓呑 (6)開基:徳川光友
(7)開創:1651年 (8)本尊:阿弥陀如来
(9)その他
1)伽藍
  総門:市指定文化財 1652年
  三門:市指定文化財 1652年
  本堂:市指定文化財 1787年
  鐘楼:市指定文化財 1787年
  経蔵:市指定文化財 1828年
  開山堂:市指定文化財 1786年
  徳川家霊廟:県指定文化財 1786年
  徳川光友廟:市指定文化財 1701年
2)訪問日:2013年4月27日


1境内図(23-0789)建中寺 (5).JPG
                 境内図

2総門(23-0789)建中寺 (1).JPG
                 総門

4三門(23-0789)建中寺 (3).JPG
                 三門

5三門(23-0789)建中寺 (4).JPG
                 三門

6本堂(23-0789)建中寺 (6).JPG
                 本堂

7本堂(23-0789)建中寺 (22).JPG

7(24-0789)建中寺 (12).JPG

8境内(23-0789)建中寺 (20).JPG
                 境内

9左不動堂右開山堂(23-0789)建中寺 (21).JPG
            左に不動堂 右に開山堂

10(23-0789)建中寺 (8).JPG

11境内(23-0789)建中寺 (17).JPG
                  境内

12境内(23-0789)建中寺 (16).JPG
                  境内

13庚申像(23-0789)建中寺 (13).JPG
                 庚申像

14(23-0789)建中寺 (18).JPG

15徳川光友廟(23-0789)建中寺 (15).JPG
                徳川光友廟

16鐘楼(23-0789)建中寺 (9).JPG
                 鐘楼

17経蔵(23-0789)建中寺 (11).JPG
                  経蔵

18書院(23-0789)建中寺 (19).JPG
                  書院


この記事へのトラックバック