蓮生寺 (三重県桑名市長島町) 長島城の遺構

長島城の起源は1245年に遡るといわれているが、1482年に伊藤重晴が
築城したのが長島城の始まりといわれている。
1571年から始まる長島一向一揆では、願證寺と共に中核拠点として
織田信長と戦い敗れている。
江戸時代に入り、長島藩の藩庁として少しずつ整備されたが、一時は
廃城となっている。
1702年に増山氏が藩主となると、城も再興され明治維新まで続いたが、
1872年には廃城となっている。

長島城の跡地には小学校・中学校が建ち、小学校校庭には城に植生
していた黒松(長島の大松)が残っている。
また、堀の一部は長島川となっており、大手門は蓮生寺の山門として移築
されている。

長島城の面影はほとんど見えないが、黒松と蓮生寺山門が唯一の名残で
ある。

<三重県のお寺一覧>

(1)寺名:蓮生寺(れんしょうじ) 
(2)住所:三重県桑名市長島町又木77-1
(3)山号:紫雲山 (4)宗派:真宗高田派
(5)開創:1675年頃 (6)本尊:阿弥陀如来
(7)その他
1)山門:市指定文化財 1700年代
2)参考
  黒松(長島の大松):市指定天然記念物 推定樹齢300年以上
3)訪問日:2013年4月16日

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                長島の大松

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                 長島川

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                蓮生寺全景

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                  山門


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