大国寺 (岐阜県飛騨市神岡町) 高野槙

石段の参道を登った境内右手の鐘楼傍に、30mほどの高野槙(こうやまき)
が300年以上生き続けている。
途中で分かれた別の幹には冠が被されているが、もう一方の幹は樹勢が
あり、高く伸びている。
この高野槙は岐阜県の天然記念物に指定されている。

大国寺は、鎌倉時代に天台宗のお寺として開創されたと伝えられている。
1306年5代目住職が本願寺3世覚如に帰依して浄土真宗に改め、
大国寺として中興している。

1858年には京都二条家の姫が大国寺に輿入れしている。
その際、久隅守景の<農耕図屏風>を持参したといわれている。
山里の由緒あるお寺の風景を呈している。

<岐阜県のお寺一覧>

(1)寺名:大国寺(だいこくじ) 
(2)住所:岐阜県飛騨市神岡町西94
(3)山号:宝野山 (4)宗派:浄土真宗本願寺派
(5)開山:天山 (6)開創:鎌倉時代 
(7)中興:1306年 寛山 (8)本尊:阿弥陀如来
(9)その他
1)農耕図屏風:県指定文化財 久隅守景筆
2)コウヤマキ:県指定天然記念物 推定樹齢300年以上
3)訪問日:2012年9月14日


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                 全景

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                 参道

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                 庫裡

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                コウヤマキ

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                コウヤマキ

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                 本堂


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