福田寺 (滋賀県米原市) 長沢御坊

福田寺は、683年天武天皇の勅願により地元豪族・息長宿禰が施主となって
布施寺として開創したと伝えられている古刹である。
鎌倉時代末期に本願寺覚如上人が訪れ、当時の住職が上人に帰依して
浄土真宗に改宗している。
延徳年間(1489~92年)には蓮如上人が逗留し、湖北に浄土真宗を
広く浸透させている。

その後現在地に移転し、湖北における浄土真宗の拠点として活動し、
福田寺を中核とした湖北10ヶ寺は戦国時代に浅井長政と組んで、織田信長
と戦っている。

書院(浅井御殿)の南庭は蓮如上人の作と伝えられる枯山水庭園で、
国の名勝に指定されている。
残念ながら庭園の拝観はできなかった。

<滋賀県湖北のお寺一覧>

(1)寺名:福田寺(ふくでんじ)<別称:長沢御坊> 
(2)住所:滋賀県米原市長沢1049
(3)山号:功徳山 (4)宗派:浄土真宗本願寺派
(5)開基:息長宿禰 (6)開創:683年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)書院(浅井御殿):県指定文化財 小谷城の遺構といわれる
2)書院南庭:国指定名勝
3)公家奴振り:県選択無形民俗文化財
4)訪問日:2007年10月21日

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                  山門

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                  隠塀

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                  書院

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                  庫裡

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                 太鼓楼

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                 長屋門

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                  庭園
               <説明板の写真>

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                  本堂


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