高成寺 (福井県小浜市) 若狭三十三観音霊場第21番

この青井の地には平安時代から天台宗のお寺があったといわれ、
1339年足利尊氏の命により、全国に60余の安国寺が建立
されたが、若狭国ではもとあったお寺を再建して若狭安国寺が
開創されている。
1344年火災に遭い、若狭守護・大高氏により再興され安国
高成寺となっている。
室町前期は大いに栄えたといわれているが、応仁の乱後は一時
衰退している。

江戸時代に入って小浜藩主の庇護もあり、再度盛り返している。
往時の隆盛が偲ばれる伽藍を有し、大寺としての面目を保っている。

<福井県のお寺一覧>

(1)寺名:高成寺(こうじょうじ) 
(2)住所:福井県小浜市青井1-11-1
(3)山号:青井山 (4)宗派:臨済宗南禅寺派
(5)開山:大年法延 (6)開創:1339年 
(7)本尊:千手観音
(8)その他
1)若狭三十三観音霊場第21番  千手観音
2)印可状・履践集・大高重成書状・大年和尚図:重要文化財 南北朝時代
3)達磨大師像(画):県指定文化財 南北朝時代
4)千手観音立像:県指定文化財 平安時代前期 像高181cm
5)地蔵菩薩像(画):市指定文化財 南北朝時代
  その他多数の文化財
6)訪問日:2012年9月2日

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                 総門

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                 山門

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                 境内

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                 境内

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                 境内

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                松の根地蔵

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                 本堂

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                 方丈


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