金剛寺 (三重県尾鷲市) 馬越の津波供養塔

金剛寺の裏手の丘陵地に展開する馬越墓地の入口近くにある
<津波供養塔>は、1707年10月4日の宝永大地震津波
で犠牲になった尾鷲浦の千人に及ぶといわれる人達の供養塔で、
1713年の7回忌に造立されている。
津波の高さは10mにも達したと伝えられている。
この供養塔を護持し、供養しているお寺が金剛寺である。

金剛寺は室町時代以前(不詳)に、光林寺として開創され
熊野5ヶ寺に数えられる大寺であったといわれている。
1714年に金剛寺となり、その後現在地に移ってきている。

<三重県のお寺一覧>

(1)寺名:金剛寺(こんごうじ) 
(2)住所:三重県尾鷲市北浦町11-8
(3)山号:護国山 (4)宗派:曹洞宗
(5)開創:不詳 (6)本尊:十一面観音
(7)その他
1)金剛力士立像2躯:市指定文化財 1552年
2)梵鐘:市指定文化財 1755年
3)光林寺縁起書:市指定文化財 1604年
4)馬越の津波供養塔:市指定文化財 1713年
5)参考
  隣接する尾鷲神社の大クス:県指定天然記念物 推定樹齢千年以上
6)訪問日:2012年5月6日

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                  山門

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                  本堂

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                馬越津波供養塔

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                尾鷲神社大クス

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                 尾鷲神社


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