洞雲寺 (福井県大野市) 朝倉義景ゆかりの寺

1471年越前の守護大名となった朝倉氏は一乗谷に城を築いて、
戦国時代の越前を統括し大いに栄えたが、1573年織田信長との戦いで
敗れ、大野の洞雲寺に入り再起を期したが、六坊賢松寺において従兄弟の
朝倉景鏡に襲われて自害している。
ここに朝倉氏の最期を迎えたのである。

1575年洞雲寺から赤根川の対岸に大野城が築かれ、江戸時代を通じて
大野藩が設置されている。
静かな佇まいをみせる洞雲寺である。

<福井県のお寺一覧>

(1)寺名:洞雲寺(とううんじ) 
(2)住所:福井県大野市清滝124-8
(3)山号:大龍山 (4)宗派:曹洞宗
(5)開山:元勅禅師 (6)開基:二宮将監
(7)開創:1455年 (8)本尊:聖観音
(9)その他
1)本尊・聖観音立像:市指定文化財 藤原時代
  姥尊像:市指定文化財 鎌倉時代
  元勅和尚像:市指定文化財 江戸時代初期
2)仏涅槃図:市指定文化財 室町時代初期
3)歴代朝倉文庫:市指定文化財 室町時代後期
4)訪問日:2011年6月12日

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               越前大野城

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                 参道

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                 山門

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                 本堂

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                鐘楼彫刻


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