勝福寺 (神奈川県小田原市) 坂東三十三観音霊場第5番

勝福寺は通称・飯泉観音(いいずみかんのん)と呼ばれ、坂東三十三観音霊場
の第5番札所になっている名刹である。
勝福寺は、皇位を企んだ弓削道鏡が770年下野薬師寺に左遷される途次に
足柄千代の里に十一面観音を祀り弓削寺を建立したのが始まりと
伝えられている。
830年に現在地に移り、室町時代に勝福寺となっている。

勝福寺には、曽我兄弟が仇討祈願をおこなったとか、相撲取の雷電が
この寺で相撲を取ったとか、二宮尊徳が観音経を聞き一念発起したとかの
伝承がある。
境内にはイチョウを始めとする樹叢があり、古刹の風景を造り出している。
芭蕉の句碑<鶴降りて七日花見る麓可那>

<関東甲信越のお寺>

(1)寺名:勝福寺(しょうふくじ)<通称:飯泉観音>
(2)住所:神奈川県小田原市飯泉1143
(3)山号:飯泉山 (4)宗派:真言宗東寺派
(5)開基:弓削道鏡 (6)開創:770年 
(7)本尊:十一面観音
(8)その他
1)坂東三十三観音霊場第5番
2)本堂:県指定文化財 江戸時代初期
  仁王門:市指定文化財 1758年
3)本尊・十一面観音立像:県指定文化財 藤原時代 像高101cm
4)梵鐘:市指定文化財 1629年
  青銅水鉢:市指定文化財 1704年
5)大イチョウ:県指定天然記念物 推定樹齢700年
  樹叢:県指定天然記念物 28本の古木
6)訪問日:2011年11月4日

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                 仁王門

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                 仁王像

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                  境内

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                  境内

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                  本堂

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                 鐘楼

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                 梵鐘

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                大イチョウ

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                  樹叢

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                 芭蕉句碑

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                 青銅水鉢

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