宝慶寺 (福井県大野市) 曹洞宗第二道場

道元禅師が中国で修行の折り一緒に修行していた中国僧・寂円が道元禅師を
追って渡来し、道元禅師が亡くなる迄随伴し、1261年銀杏峰の麓で坐禅修行
して道元禅師の教えを高めている。
その坐禅修行中に伊自良氏の支援で宝慶寺が開創されている。
道元禅師の正伝の仏法を継承した宝慶寺は曹洞宗の第二道場として
大いに栄えている。
現在も永平寺の修行僧が修行している。

宝慶寺に至る杉林・モミの木や境内の義雲杉など修行地としての
風景が往時の修行を連想させる。
また、境内に18世紀前半の民家が移築され、その風景を一層醸し出している。

<福井県のお寺一覧>

(1)寺名:宝慶寺(ほうけいじ) 
(2)住所:福井県大野市宝慶寺1-2
(3)山号:薦福山 (4)宗派:曹洞宗
(5)開山:寂円禅師 (6)開基:伊自良氏
(7)開創:1261~1278年 (8)本尊:釈迦牟尼
(9)その他
1)県指定文化財
  道元禅師図像:鎌倉時代
  伝如浄禅師図像:鎌倉時代
  釈迦三尊像(画):鎌倉時代
  雲居道膺和尚図像:鎌倉時代末
  伝道元筆阿闍世王之六臣法語:鎌倉時代
2)市指定文化財
  智円沙弥寄進状など多数
3)義雲杉:市指定天然記念物 推定樹齢600年
  モミの木:推定樹齢400年
4)参考
  旧橋本家住宅:重要文化財 市管理 18世紀前半
5)訪問日:2011年6月12日

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                参道

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               モミの木

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                参道

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                総門

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            <重文>旧橋本家住宅

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                全景

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                山門

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                本堂

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               義雲杉

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               開山堂


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