誓願寺 (滋賀県長浜市) 湖北一向一揆の拠点

16世紀に入り浄土真宗(一向宗)の衆徒による一揆が増えるが、
近江湖北における湖北一向一揆は織田信長に対する一揆で、
浅井氏と連携して湖北10ヶ寺が対抗している。
その中核となった寺が米原市の福田寺と誓願寺である。
誓願寺は別名・内保城とも呼ばれ、土塁を築いて一揆に備えている。
現在もその名残が見られる。

誓願寺の梵鐘は南北朝時代のもので、北九州の貫庄八幡宮の
ものであったが、戦国武将・田中吉政が秀吉の九州攻めの際持ち帰り
誓願寺に寄進したといわれている。

<滋賀県湖北地域のお寺一覧>

(1)寺名:誓願寺(せいがんじ) 
(2)住所:滋賀県長浜市内保町1308
(3)山号:湯次山 (4)宗派:浄土真宗本願寺派
(5)開山:定恵 (6)開創:651年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)梵鐘:市指定文化財 1366年
2)訪問日:2007年9月15日

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                  山門

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                  本堂

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                  鐘楼


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